「永遠の愛って信じる?」

「とりあえず永遠ってなんなんだ!ってことだよね。
ボクが死んでもまだ続く時の流れ、それから先ずーーーーーーーっとってこと?
終わることも、変わることも許されない愛ってことか…。
じゃ愛ってなんなんだ?
好きの最上級?って位置づけとくと、
終わることも、変わることも許されない好きの最上級ってことだよね?
ところでキミにとってボクは何人目に好きになった人かな?
少なくとも何十年っていう永遠からみたらほんのごくごく短い期間の間ですら、
気持ちを変えることなく持続することができてないのに、
永遠に愛することができるかなぁ?
というかそれより永遠の愛なんて必要なのかな?
さっきも言ったとおり永遠ってのはボク達が死んだ後も続く、
でもそんなの必要かな?
生きてる間でボクは十分だと思うし、
それでもすっげぇ難しいことなんじゃないかな?
永遠の愛ってことだから『永遠に愛すること』でもなく『永遠に愛されること』でもなく、
二人がどっちも満たされてなかったら駄目だと思うんだ。
でも好きになることと嫉妬してしまうことには表裏一体なんだってボクは思うんだ。
つまり愛が好きの最上級なら嫉妬も最上級、
きっとそうだと思うんだ。
みんな愛っていうとキレイなものをイメージするし、
嫉妬とか征服欲だとか苦しみを超越したものって捉えるけど、
そんなことはなくてめちゃめちゃつらい思いも抱えたものだと思う。
永遠の前にその『愛』にたどりつかなくちゃね。
たどり着く前に別れても意味ないし、
例え結婚して愛を誓ってもそれが100%すべてが愛なわけではないし、
子供が愛の結晶っていうこともあるけど、
そんなのセックスすれば生まれるわけだし、
子供がいても別れる2人はいるわけで、
何が愛かってことすら曖昧で、
こーなったら愛っていう定義がないし、
結局『愛』ってのはただ単にコトバだけのものかもしれない。
都合よく生み出したね。
だからボクの答えとしては、
果てしない時間の流れのなかに存在するかどうかも分からない、
すごく曖昧なもの、あったとしても変化するのが常のヒトの気持ち
のいち感情を信じるのは無理!

 

 

 

…だった。キミと出会うまではね。」